慢性疾患診療部(リハビリテーション)

病気や加齢によって低下した運動機能を徐々に回復させ、その残された能力を最大限に引き出し、その人が再び自分らしさを取りもどせるように、個別のニーズに合わせたリハビリテーションを行っています。
対象疾患は脊椎外科疾患(脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、頚椎症、脊柱圧迫骨折など)、がんのリハビリ(消化管がん、乳がんなど)関節リウマチ、強皮症、混合性結合組織病、血液疾患、甲状腺疾患、循環器疾患、パーキンソン病関連疾患、脊髄小脳変性症、脳血管障害、生活習慣病(糖尿病、心不全、動脈硬化症、高脂血症)、半臥床生活を伴う神経難病疾患(脊髄疾患、遺伝性神経疾患、抹消神経疾患)、シェーグレン症候群、ベーチェット病、多発性硬化症、多発性筋炎、成人発症スチル病などです。
内容は、理学療法、作業療法、物理療法、スプリント作製や装具療法、日常生活指導、また別府の地域性を生かした温泉療法を組み合わせたプログラムです。リハビリ棟2階のリハビリテーション室は約200㎡あります。1階の温泉療法設備は9.5m×4.8m×1.1mの温泉プール(単純泉)と鉱泥浴(泥浴)を有しています。

職員数:10名
慢性疾患診療部 部長:1名(兼任)
慢性疾患診療部 医師:1名
理学療法士:6名
作業療法士:1名
技術補助:1名

診療内容

理学療法

当院の理学療法では、少ない負担で最大の効果が得られるよう創意工夫し、患者さん一人一人に応じたプログラムで行っています。

理学療法

作業療法

日常生活を送るために妨げとなっている身体機能障がいに対して、治療から訓練までを一貫して行います。また、残ってしまった障がいに対しては、動作指導や様々な支援機器の紹介などを行っていきます。

作業療法

温泉運動プール

水温約37℃の温泉プール内で歩行などの運動を行います。関節リウマチおよび近似疾患、生活習慣病(糖尿病、心不全、肥満症、高血圧)などの疾患に対して適応があり、医師の処方にもとづき担当療法士の指導のもとに行っています。

温泉運動プール

鉱泥浴(温泉泥浴)

鉱泥浴には火売地獄の温泉源に蓄積された温泉泥を使用しています。鉱泥浴は不感温度帯が広く、体に対する作用は温和で刺激性が少ないのが特徴です。また、一度得た熱を長時間保有することが可能で、入浴後の温熱効果が長く持続します。

鉱泥浴(温泉泥浴)

リハビリテーション治療機器のご紹介

慢性疾患診療部(リハビリテーション)で使用されている治療機器をご紹介します。

干渉電流型低周波治療器ES-530・ES-4000/赤外線レーザー/ホットパック/交代浴

患者さんの中には、痛みや筋力低下によって日常生活に支障をきたす方がいます。そういった患者さんに対して、療法士は徒手療法や運動療法を行い、それと組み合わせて物理療法(電気刺激療法や温熱療法)を用いる事で更に治療効果を高めています。当院では、低周波治療器・干渉電流型低周波治療器ES-530やES-4000を導入しており神経・筋活動の働きを促す事や、痛みを和らげる目的として使用しています。その他に、温熱療法、ホットパック、深部の骨領域にまで達する赤外線レーザー(2台)等を用いて治療を行う事もあります。

検査・測定機器のご紹介

重心動揺検査・下肢加重計評価が可能です。歩行が不安定な方、立っていてふらつきがある方などに行う検査です。

重心動揺検査

「平衡機能」の検査です。重心動揺計は「ふらつき」を身体の揺れとして捉えその揺れの速さ、方向、集中度合いをコンピュータで解析します。リハビリなどをすることによって「ふらつき」がどの程度改善したかを客観的に数字の変化として捉えることが可能です。

下肢荷重検査

左右下肢別の荷重量と重心動揺を捉え記録、分析して下肢支持能力を検査する機器です。 荷重バランス及び位置バランスの結果から荷重パターンの把握を行います。

適応疾患:
 脊柱整形外科疾患、変形性関節症-股・膝・足関節-・関節リウマチ・下肢関節骨折・膝半月板損傷・膝関節疾患、脳血管障害後遺症・パーキンソン病・運動失調症など