医療技術部は、平成15年10月に12職種の医療系技術職員が集まり設立されました。多様な背景を持った多職種からなる組織ですが、創設以来、職種間の相互理解と協力の下、発展してきました。部内は臨床検査部門、放射線部門、リハビリ部門、臨床工学部門、歯科部門の5部門から構成され、部門長を中心に、人事の効率的運用、専門職としての医療技術の向上に努めています。
医療技術部の活動として、多職種からなるワーキンググループを組織し、教育研修は全人的医療人育成を目的に、全部員を対象にしたグランドラウンドや学術集会、勤務年数に応じた研修会を開催しています。また、医療安全、患者サービス向上のための業務改善の取り組み、広報や記録のために医療技術部独自のホームページを作成・運営し、概況書の発行を行っています。ワーキンググループの活動を通して、全部門多職種で連携して医療技術部内のチームワークをより深めています。
九州大学は別府市にも病院を有しており、九州大学病院(福岡)と九州大学病院別府病院は1つの組織であり、医療技術部においても人事異動を行うなど相互に連携して運営しています。別府病院は昨年3月1日に新棟を開院し、「もし自分あるいは自分の家族が病気になったら、かかりたい病院」を合い言葉に職員一同務めております。医療技術部員は5職種21名で、九州大学病院(福岡)と相互に補い合い、同じ水準の医療技術を提供しています。
部員は現在約320名になりました。これからも最新最善の医療を安心安全に提供するため、各部員がチーム医療の一員として専門職の役割を果たせるよう努めてまいります。
令和7年4月
医療技術部長
河野 一郎